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葬儀用語集

葬式用語には普段聞きなれない専門用語が多く使われています。聞きなれない言葉だけにその意味もわからないことが多いかと思います。そんな専門用語をまとめ『葬式用語集』を制作しましたのでお知りになりたい用語と意味はこちらでご確認下さい。

あ行

遺影

故人の肖像、写真のことです。故人の残した写真の中で、最もいい表情のものを使用しますが、もしないという場合は、家族が一番好きな写真を使用することもあります。

位牌

死者の戒名・法名などを記した木の札のことをいいます。儒教では死者の霊の依り代が起源とされています。日本では江戸時代に一般化されたようです。

忌払い

葬儀や法事の後にお世話になった方々へお礼をする儀式のことです。

盂蘭盆

先祖の霊を家に迎え、供養する行事のことで通常は盆といわれているものです。7月13日から15日までの期間に行われます。本来は、サンスクリット語の"ウラバンナ"を音訳したもので、地獄や餓鬼道に落ちて、逆さ吊りにされ苦しんでいるという怖い意味合いが込められています。

永代供養

寺院が故人の供養のための法要を永久に営んでくれることをいいます。

お清め

死穢は伝染すると考えられ、払うために通夜や告別式から帰ってきたら玄関に入る前に水で手を洗ったり、塩をまいたりして身体を清めることをいいます。最近では死を穢れとは捕らえない考えもあり、お清めは不要とする人も多くなっています。また、浄土真宗ではお清めは行いません。

か行

会葬礼状

葬儀・告別式に来ていただいた人たちに対して手渡すお礼状のことです。現在では、あらかじめ印刷しておいたものを当日手渡すことが多くなっていますが、本来は後日に訪問してお礼するか、書状を書いてお礼します。

戒名

故人が死後の世界へ安らかに旅立てるようにと授けられた名前のことです。故人が戒名を生前にいただいていない場合は、僧侶にお願いして決めてもらいます。なお、戒名は浄土真宗では「法名」と呼び、宗派によっては法号とも呼びます。

火葬

遺体を火で焼き、残った骨を葬ることをいいます。日本は火葬がほとんどですが、世界的には土葬が主流です。火葬を行う際には、自治体や役所の発行する火葬許可証が必要となるので注意してください。なお火葬許可証は火葬後に火葬済みの証印を押され返却され、納骨時に墓地または納骨堂の管理者に提出する決まりとなっています。

神棚封じ

神道で死に関わるものは穢れとされているため、ご遺体をご自宅にお迎えするまでに、神棚に白い布を貼って隠しておくことです。

北枕

仏式でお釈迦様が頭を北に顔を西に向けて入滅した故事にちなみ、ご自宅に帰ってきたご遺体の頭を北に向けて寝かせ、顔を白い布で覆うことです。

忌中

故人の死亡直後に遺族は祭りなどに参加をせず、弔いに専心する期間のことです。一般に四十九日または五十日祭までをいいます(地域により異なります)。

供花

葬儀などで死者に供える花のことです。造花である花環(花輪)、常緑小高木の樒、生花が用いられ、遺族・親戚・知人・関係企業などが供えます。配列順は、一基ごとに名札を付けず、芳名板を設けアイウエオ順で贈り主の名を一括して掲示する方法を取られていますが、贈り主の社会的な地位を考慮するため、配列順には注意が必要です。

献花

菊・ユリなどの花を、神前または霊前に供えることをいいます。献花はキリスト教式、無宗教葬で行われることが多く、埋葬地や事故死の現場などに死を悼む行為として花を供える行為も献花と言われます。

さ行

斎主

神葬祭を主宰する神職の一つで最高位の神官のことです。キリスト教で言うと「牧師」など、仏教で言うと「僧侶」のことです。

散骨

墓地以外の海や山に、細かく砕いた遺骨をまき、骨を自然に戻すことです。死後は自然に還りたいという人々が多くなり、散骨の支持者は年々増加傾向にあります。ただし原型を残さないように2ミリ以下程度に粉砕することという条件を満たし、周辺住民の感情を考慮する必要があります。

死亡診断書

診察していた患者が死亡したことを判定した医師が発行する証明書のことです。

死亡届

死亡を知ってから7日以内に、戸籍を抹消するために死亡診断書または死体検案書をつけて市区町村役所に届け出する書類のことです。

施主

葬儀の運営や費用の支払いについて責任をもつ者をいいます。一般的に喪主が施主も努めますが、社葬などの場合には、主催する企業の代表者が施主となり、遺族の代表者が喪主となる場合があります。また未成年や高齢者が喪主を務める場合なども、別に施主を立てることがあります。

前夜式

キリスト教のプロテスタントが自宅や教会で葬儀前夜に行う儀礼のことをいいます。前夜式は、仏式でいうと通夜にあたります。ただ、教会によっては、家族や近親者以外は参列できないところがあります。

葬列

野辺送りとも言われ、行列を組んで遺体を火葬場または墓地に運ぶことです。以前は、葬列を組んで見送りましたが、霊柩車に代替されて見ることがなくなりました。

た行

中陰

中有とも呼ばれ、死後四十九日までの間のことをいいます。仏教には輪廻転生という考え方があり、人が受胎した瞬間を生有、生きている間を本有、死の瞬間を死有と呼び、亡くなって次の世界に生まれるまでの四十九日間を中陰と呼び、この間に来世の行き先が決まるとされているようです。

手水

神道で神事の前に身を清めるために手を洗い、口をそそぐ儀礼のことをいいます。

導師

法会や葬儀のときに衆僧の首座として儀式を執り行い、死者の霊を弔い鎮める僧のことです。

読経

仏教で僧侶が葬儀、枕飾り、通夜のときなどにお経を読むことをいいます。読誦とも呼ばれています。

土葬

遺体を直接土中に埋蔵する葬法のことをいいます。海外などでは土葬を行っているところが多くありますが、現在での日本では、あまり行われなくなりました。土葬を許可している地域がありますので、土葬を希望する人は確認しておいてください。

な行

念仏

「南無阿弥陀仏」などの名号を唱えることをいいます。浄土真宗では、この「南無阿弥陀仏」というのは、阿弥陀さまが自分を招きよびさましつづけている命令であるといわれています。

納棺

装束を着せてお化粧を施したご遺体を家族全員で支えながら静かに棺に納めることです。ご遺体の手には数珠をかけて合掌させます。ご遺体のまわりには、故人の愛用品や好物、生花などを入れますが、宝石や金属類などの焼けにくい物は避けます。

は行

墳墓

墓地内に設けられた個別の墓のことをいいます。

法話

僧侶による仏教の教えを話にしたもののことです。葬儀では通夜の法要の後や法事の法要の後に僧侶により行われます。

本尊

崇拝の中心となる仏・菩薩像のことです。

ま行

埋葬

お墓に遺体を埋めることをいいます。都道府県によっては土葬も認められていますが、その墓地の規則制限があるので確認してください。

枕経

代々お世話になっているお寺がある場合、僧侶にお願いして枕飾りの後にご遺体の枕元でお経をあげていただきくことです。

末期の水

亡くなった方の喉の渇きを癒すため、新しい筆の穂先や先端に脱脂綿を巻いた割り箸などに水を含ませて、故人の冥福を祈りながら唇を軽く湿らせる水のことです。本来は故人の命が蘇ることを願う遺族の気持ちを込めた儀式といわれます。

喪主

葬儀において遺族を代表して祭祀を主宰する人のことです。喪主は遺言により祭祀主宰者の指定が可能です。

喪中札

仏式と神式で、家族に不幸があったことを知らせるために、ご自宅の門や玄関に掲げるお通夜やご葬儀の日時などを書いた紙のことです。なお、ご自宅以外でお通夜やご葬儀を行う場合も同様です。

や行

湯灌

死亡が確認された時に、ぬるま湯かアルコールでご遺体を拭き清めることです。「清拭」ともいいます。

ら行

蓮華

蓮の花をデザインした紙型に金色もしくは銀色に彩色したもののことです。

六道

地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上の六つの世界をいいます。葬儀には、この六道にちなんだものが多く取り入れられています。

わ行

現在ありません