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がん保険

がん保険とはその名のとおり保障の対象を「がん」に限った商品です。保障する病気を特定しているため保険料は医療保険よりも安いのが特徴といえます。がんは昭和56年以降、日本人の死亡原因の第1位となっており、治療には入院や手術費用のほかに保険適用外の差額ベッド代や高度先進医療の技術料等で高額になる傾向があります。入院も長くなりがちで、退院後も治療期間が必要になるなどの点が、がん保険が必要とされる理由です。

がんで入院をした場合に、給付金や保険金を受け取ることができます。通常、入院給付金は支払い日数が無制限となっているので再入院した場合でも安心して入院できます。さらにがんと診断されると、診断給付金が支払われる保険もあります。

がん保険の保証期間は10年更新型と終身型の2種類があります。終身型は、保険料を生涯払うタイプが主流でしたが、2001年からは保険料の支払いを一定年齢で終了しながら、生涯保障がうけられるがん保険もでてきています。

がん保険の種類

がん保険にも医療保険と同じように大きく分けて定期のがん保険と終身のがん保険があります。

更新型がん保険

更新型がん保険は一定の保険期間内に、がんによって入院や手術を受けた場合に給付金が支払われます。当初は割安な保険料ですが、リスクが上がる高齢になればなるほど保険料が高くなり、一定年齢以上、長生きすると終身型よりも累計払込保険料が高くなります。また期間満了時に診断・告知なしで自動更新・自動継続されるのですが、80歳以上は更新ができなくなるなどの保障年齢に制限がつく場合があります。

【ポイント】

割安な保険料で健康状態に関係なく更新することができます。しかし更新のたびに保険料が高くなり、一定の年齢以上(目安として80歳以上)になると更新できなくなる点には注意が必要です。

終身型医療保険

終身型がん保険は加入してから死亡するまでの生涯にわたり入院や手術を受けた場合に給付金が支払われます。年齢が上がっても保険料は生涯上がらないので一定年齢以上、長生きすると累計払込保険料が更新型よりも安くなります。なお保険料の払込みを一定期間で終える有期払いと、一生涯払い続ける終身払いがあります。

【ポイント】

保険料は支払期間中一定で終身払いの場合は安めに設定されています。しかしそれでも更新型に比べると保険料は高めに設定されており、終身払いの場合は定年後や老後も保険料を払い続けなければいけません。

主な給付金の種類
診断給付金 <がん>と診断されたとき、診断給付金が支払われます。
入院給付金 <がん>で入院されたとき、入院給付金が支払われます。
手術給付金 <がん>で手術されたとき、手術給付金が支払われます。
在宅療養給付金 <がん>で一定日数以上継続入院後退院し、在宅療養されたとき、「在宅療養給付金」が支払われます。
通院給付金 <がん>で一定日数以上継続入院後退院し、通院されたとき、「通院給付金」が支払われます。
死亡保険金 <がん>が原因で死亡された場合、死亡保険金が支払われます。

※上記は一般的な生命保険商品について概要を解説したもので、保険会社によっては差異が生じる場合があります。実際の商品については保険会社のパンフレット・約款を必ずご確認ください。