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保険用語集

保険用語には普段聞きなれない専門用語が多く使われています。聞きなれない言葉だけにその意味もわからないことが多いかと思います。そんな専門用語をまとめ『保険用語集』を制作しましたのでお知りになりたい用語と意味はこちらでご確認下さい。

あ行

【一時払い】

保険期間全体の保険料全額を契約時に支払うことです。通常、分割払いや全期前納払いより保険料が安くなります。

【一般勘定】

一般的な保険料の管理や運用を行うことです。通常、国債などで安定的な運用が行われています。

【育英年金】

契約者(一般的には両親)の死亡・高度障害などの際に、被保険者(子供)への教育や生活資金として満期まで支払われる年金のことです。

【受取人】

被保険者に万一のこと(死亡など)が起きたとき、保険金を受け取ることが契約で決められている人のことです。被保険者の家族が受取人になる場合が多い。

か行

【解約返戻金】

保険契約期間の途中で解約した場合に契約者に払い戻されるお金のことです。解約までに積み立てられた責任準備金や配当金が原資となっています。

【確定年金】

被保険者の生死に関わらず契約の際に定められた期間だけ年金が支払われる個人年金保険のことです。年金受取期間中に被保険者が死亡した場合は、残りの期間に対応した年金または一時金が遺族に支払われることになります。

【簡易保険】

簡易生命保険法に基づき日本郵政公社が運営している、国民の生活保障のための任意保険のことです。監督官庁は総務省で、郵便局で加入することができます。民間保険とは違い、告知書の記入だけで加入でき、保険金倍額支払制度があります。また職業による加入制限が設けられていないのも特徴です。

【基本年金】

契約年金とも言われ、契約する時に金額を決定する年金ことです。個人年金保険などで受け取る年金のうち、配当による増額部分を除いた部分を指します。

【共済】

同一の職業、一定の地域など特定の組合員を対象にした福利厚生サービスのことです。死亡・入院・火災・自動車事故などに対して一定の給付が行われ、原資は多数の組合員の掛金で成り立ちます。代表的なものとしてはJA共済、全労災などがあります。

【契約者】

保険会社と契約を結び、契約上の一切の権利義務を負担する人のことです。契約上の一切の権利を保有しています。

【契約日】

保険期間の起算日のことで、保険料の払込や満期日の基準となる重要な日です。

【更新】

定期保険や医療保険などで保険期間が満了した際、無告知無審査で同一の保障を継続できる制度のことです。但し、更新後の保険料は、その時の年齢や保険料率で再計算されるので割高になりやすい。

【高度障害】

病気やけがなどが原因で、約款に定める高度の障害状態になることです。保険契約上、死亡と同じ扱いになり、高度障害保険金の支払で保険契約は抹消されます。

【告知】

保険契約申込に際し、保険会社に対して契約者または被保険者が重要な事項について事実を告げることです。内容としては、職業・最近の健康状態・過去五年以内の病歴・身体障害などです。

さ行

【死亡保障】

被保険者の死亡時に保険金受取人に保険金が支払われる保障のことです。終身保険、定期保険、養老保険などで保障され、生命保険の主力商品となっています。

【失効】

保険料払込の猶予期間を過ぎても保険料の払込が無い場合に、保険契約の効力が失われることです。失効中の保険事故に関しては保険金が支払われることはありません。

【主契約】

保険商品の核となる保障内容の部分を指します。生命保険の場合、主契約(終身保険、定期保険など)で死亡保障、特約で入院給付保障というようなパターンが多いようです。

【終身払い】

終身保険などの保険期間が終身のタイプで保険料を死亡するまで払い続ける方法のことです。保険料が割安なことが多いですが定年後も払い続けることになるので注意が必要です。

【診査】

保険会社が指定した医師から問診・検診を受けることです。保険会社はこの結果によって保険契約を結ぶかどうかを判断します。

【据え置き】

死亡保険金や満期保険金・学資祝い金などの生存給付金で支払が発生した時に、受け取らずに保険会社に預けておくことです。

【ステップ払い】

一定期間(五年・十年・十五年など)の保険料を低くし一定期間経過後は割り増しの保険料を払い込む方法です。普通の払込方法に比べると、保険料の支払総額は多くなります。

【責任開始期】

保険会社が保険金・給付金の支払など、契約上の責任を開始する時期です。通常、責任開始期は申込書が提出されただけではなく申込・告知(診査)・第一回保険料払込が完了したときからとなります。

【前納払い】

保険料の払込方法のひとつで、分割払いにおいて保険料の整数倍分をまとめて払い込む方法です。保険期間すべての保険料を前納することを全期前納と呼び、保険料控除は全保険期間に渡り対象となります。

【ソルベンジー・マージン比率】

保険会社が通常の予測を超えて発生するリスクに対し、どの程度の支払余力を持っているかを示す指標のことです。自己資本合計額を分子、保険会社が抱える各種のリスク相当額を分母として算出します。この比率が200%を下回ると、金融庁によって経営健全性の回復を図るための措置が取られます。

た行

【大数の法則】

ある試行を何回も行う際に、確率は一定値に近づくという法則のことです。例えば、サイコロを振ったときに出る目は、回数が少ないときにはどれかの目に偏る可能性がありますが、数多く振れば、どの目が出る確率も6分の1に近づいていくというようなことです。保険会社が保険料を決める際に使う年齢別・性別の死亡率・生存率は、この大数の法則に基づいています。

【単生保険】

保険の対象となる被保険者がひとりの保険を指します。

【通常配当】

有配当保険や五年ごと利差配当保険で支払われる配当金のことです。通常、有配当保険では契約後三年目の契約応当日から毎年分配、五年ごと利差配当保険では契約後六年目の契約応当日から五年ごとに分配されます。

【定額保険】

契約から契約満了(終身保険では保険金支払いまでのこと)まで、契約当初の保険金額が一定のものを指し、変額保険以外の保険のことを指します。

【特別勘定】

変額保険や変額個人年金保険にかかる資産の管理や運用を行うものです。他の保険種類にかかる一般勘定(資産)とは区別して、運用や管理がされています。

【特別配当】

長期継続契約に対し支払われる配当金のことです。満期や死亡などにより保険契約が消滅する際に支払われることになります。

【特約】

特別約款の略称で主契約にオプション的に付ける保障のことです。あくまでも主契約に付加するものなので、保障期間を主契約より長くすることはできません。

な行

【入院給付金】

被保険者が病気やけがで入院した場合に保険会社から支払われる金銭のことです。生命保険の入院特約や主契約の医療保険で保障され、海外での入院・手術も支払対象となっています。

【年金】

一定の期間ごとに一定額の給付を行う制度のことです。老齢・退職・障害等に給付される。公的年金と私的年金があり、公的年金は厚生年金保険・国民年金等、数種類に分かれており、私的年金は個人で加入する個人年金保険・財形年金や企業が実施する企業年金等があります。

は行

【配当金】

保険会社が契約者に、活動の結果として生じた剰余金を公平に分配するお金のことです。通常配当と特別配当の二種類があります。

【必要保障額】

リスクが発生した時に備えておくために必要な額を指します。死亡保障では被保険者が死亡した場合に必要になる資金、入院に対する保障では一日に必要となる給付金の額になります。死亡保障では、年齢・収入・貯蓄・子供の数などにより異なります。またライフプランにより変動が生じるため、定期的に見直すのがよいとされています。

【被保険者】

保険の対象となっている人のことです。保険期間の途中で、被保険者を変更することは不可能です。

【保険業法】

生命保険業界や損害保険業界における憲法ともいうべき法律のことです。保険会社はこの法律に基づいて経営し、金融庁はこの法律に基づいて業界を指導・監督しています。

【保険金受取人】

契約者から保険金の受取りを指名された人。契約者本人を受取人にすることも可能です。

【保険金】

保険金とは、被保険者に損害が発生した時に(死亡・病気・事故・火災など)、保険会社が被保険者(死亡保険金では保険金受取人)に支払う金銭のことです。

【保険金の減額】

保険期間の途中に、保険金額を少なく変更して契約を継続する方法のことです。保険の一部分を解約することになるので、保険料は安くなり、解約返戻金がある場合はその際契約者に返金されます。

【保険料】

契約者が保険契約に基づき、保険会社に支払う金額のことです

ま行

【満期】

保険期間が終了したときのことです。

【満期保険金】

保険期間満了時に、被保険者が生存している場合に支払われるお金のことです。

【無配当保険】

配当金が支払われない保険のことです。同一条件であれば、有配当保険・五年ごと利差配当保険などと比べ、保険料が割安になります。

【免責事由】

保険会社は保険契約で約束した事故に対し保険金を支払う義務があるが、例外としてその義務を逃れる特定の事由のことです。

や行

【約款】

保険会社(保険者)が、契約においてあらかじめ契約内容を定める定型的な条項のことです。

【予定事業費率】

保険事業の運営上必要な経費(契約募集・集金・人件費や物件費など)を予測し、保険料に組み入れる割合のことです。保険料の算出の元になる要素のひとつになります。

【予定死亡率】

過去の統計(生命表)を元に予測した、性別・年齢別死亡者数の割合のことです。保険料の算出の元になる要素のひとつになります。

【予定利率】

保険会社が保険契約者に約束している利回りのことです。個人契約の生命保険の場合、大半は加入時に約束した予定利率がずっと維持されます。保険料の算出の元になる要素のひとつになります。

ら行

【利差益】

実際の運用収益が、予定利率による運用収益見込額より上回った場合に生じる利益のことです。

わ行

【割増保険料】

ある基準で算定された基本保険料よりも危険が大きい、または危険が増加した場合に、その危険の程度に応じて基本保険料に追加される保険料のことです。