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介護保険

介護保険は、介護が必要になったときに保険金が支払われる商品です。高齢化が進む現在、介護を受ける人が増えており、保険金は各保険会社が痴呆や寝たきりなど定めた所定の要介護状態(常時寝たきり状態で入浴・食物摂取・衣服着脱などのうち2つ以上出来ない場合)になり、それが一定期間(180日以上など)継続した場合に受け取れます。

2000年4月、要介護状態を6段階に分け、段階ごとに一定範囲の介護サービスを自己負担率1割で受けることができる公的介護保険が出来ました。これを受けて生命保険会社は、その範囲以上のサービスを受ける場合に必要な費用負担などの為の保険、という性質を持つ様になりました。

以前は主契約の保険に特約で付けるのが一般的だった介護保険ですが、最近では単品の介護保険、医療・特定疾患・介護をセットにした商品も出てきています。なお介護特約として付けた場合、主契約消滅時に特約もなくなるので、介護特約を追加するなら終身保険など満期のないものに付ける事をお勧めします。

介護保険の種類

介護保険は二種類に分かれます。

終身死亡保障と介護保障を兼ね備えている保険

要介護状態が所定の日数以上(一般的に180日以上)継続したケースに介護年金が支払われます。また、支払われた年金額に相当する分だけ死亡保険金が減額されます。要介護状態にならずに死亡すると、満額の死亡保険金が受け取れます。

介護保障のみの保険

保険期間が終身のタイプ(終身型)と一定期間のもの(更新型)に分かれ、所定の要介護状態になった際には介護年金や介護保険金が支払われます。公的介護保険に連動しているケースもあります。

【ポイント】

介護が必要になった時、介護をしてくれる家族がいないことが考えられる場合にお勧めできます。

※上記は一般的な生命保険商品について概要を解説したもので、保険会社によっては差異が生じる場合があります。実際の商品については保険会社のパンフレット・約款を必ずご確認ください。